高嶋芳幸コーチからCCCP講師養成講座の体験談が届きました

高嶋芳幸コーチからCCCP(コグニティブ・コーポレート・コーチング・プログラム)講師養成講座の体験談が届きました。

先日まで開催されていた、CCCP講師養成講座を修了し、認定講師となった高嶋芳幸コーチが養成講座や担当した上席講師の魅力などについて語ります。


<苫米地英人博士への思い>

苫米地英人博士の先進性には常に驚かされます。新聞などのメディアを通じて入ってくる情報には「そういえば10年くらい前に苫米地博士がこういうことを言っていたな」というものが本当に多いのです。メディアに登場する論客の主張に対しても、同じような感想を抱くことが多々あります。常に最先端の知見を取り込み、極めて高い視点から物事を分析し、的確な形で伝えられているからこそ、そのような事が起こるのでしょう。苫米地博士が監修をされたこのCCCPもまさに同様のものであり、時間が経つとともにその価値がだんだんと浸透していくはずです。プログラム自ら「10年後には当たり前になっているであろう組織運営術」と謳っていますが、まさにそのようになっていくのでしょう。もちろん10年後には、苫米地博士はさらに先に進まれていると思いますが。この講座では、原時点での苫米地博士の最先端の知見を学ぶことができ、自身が指導できるレベルまで習得することが可能です。書籍からだけではなかなかたどり着けない「苫米地英人」を知りたいという方は、大変な価値を感じることができるのではないかと考えています。最後に、ごく個人的な私の苫米地博士への思いを書いてみます。私がコーチングを知り、その世界に入ろうと思った直接のきっかけは苫米地博士の書籍です。書籍を読み「こんな世界があるのか」と感じ入った私は、コーチになりたいと思うようになりました。その意味で、私の人生を大きく変えてくれた恩人と言えるでしょう。とても感謝すると同時に、私も苫米地博士のようにより良い世界の実現のために常に行動できる人間として成長し続けたいと考えています。

<この3ヶ月間の具体的成果について>
このCCCP講師養成講座ほど「不満足」な気持ちを抱かされた講座にはは今まで出会ったことはありません。私はこの講座が終わったとき、ちっとも嬉しくありませんでした。平常はどちらかといえば穏やか(だと思っている)な私としては珍しく、大変な不満を覚えました。それはある種の憤りと言ってもいいくらいのものでした。では、この3ヶ月間の具体的な成果はなかったのかといえば、そんなことはありません。この3ヶ月は、私の人生を通じても最も濃密で、最もたくさんの具体的成長を遂げることができた期間であったことは間違いありません。たとえば、新しく多くの人と出会うことで、人脈の厚みができました。また、自分が人前に立って何かを伝えることの意味について再考し、様々なスキルを習得していくことができました。そして何より、自分が講師としてどのようなマインドになるべきかについて意識を向け、変える必要がある点は潔く受け入れ、変えることができました。これら具体的な成果は、この講座で学ぶことを通じてでしか得られなかったものです。にも関わらず、私は強い不満を感じています。ただしそれは、講座に対してではなく、自分に対してのものです。自分に対する不満が、尋常ではないくらいに高まったのです。ある意味でこのことは、先に上げた具体的な成果よりもはるかに価値のあることでしょう。なぜなら自分への不満は、高い自分への期待感の裏返しだからです。この講座を通じて得られた一番の成果は、今までよりも遥かに高い自分への期待感と、現実とのギャップから生まれる不満感です。人間はこのギャップが生まれるから成長することができます。講座が終わってもどこまでも成長し続けるマインドセットが得られる、数少ない場こそがCCCP講師養成講座です。

<この講座の中で出来上がったコミュニティーについて>
心強いコミュニティーが出来上がったと感じます。心強いというのは、単に互いを励まし合うというだけの意味ではありません。もちろん私自身、別の受講者のみなさんには大変励まされ、勇気づけられました。それだけではなく、それぞれがお持ちの豊かなご経験から、様々なアドバイスをいただくこともできました。しかし、心強いコミュニティーが出来上がったというのはそれだけの意味ではないのです。ではどういう意味かと言えば、それはコーチングで言うところの、ゴールの共有ができてるコミュニティーが出来上がったということです。そのゴールが何かははっきりと言葉にしにくいところがあります。そして、具体的にそれぞれがなすべきことは違ったもののはずです。しかしそれでも、とても大きなレベルでは、ここに集まっている人は同じものを目指していると感じられたのは事実です。おそらく、プログラム自体に織り込まれた「世の中を良くしていこう」という高い視点に何かを感じ、集まってきた人たちだからこそ生じることなのでしょう。個々人のレベルでは互いのゴールを応援し合いながらも、より大きなレベルでは一緒にゴールを達成していける関係です。3ヶ月という比較的短い時間ではあるものの、このような関係ができあがっていくことも、この養成講座の高い価値であると考えています。

<田島大輔上席講師と久野和禎上席講師について>
人格と能力を兼ね備えた指導者が二人いることで、受講者は大きな恩恵を得ることができます。なぜなら、1つの課題を違った角度から指導してもらえるからです。通常多くの学びの場は、受講生に対して指導者が1人です。もちろんこういった場合でも受講者は学習を深めていくことは可能なのですが、限界があります。なぜなら、指導者にもスコトーマがあり、指導者のスコトーマが受講生の学習の限界を決めてしまうことがあるからです。その点、CCCP講師養成講座には二人の指導者があり、違った側面から受講者に対してフィードバックを与え、成長を促します。また、指導者が二人いることで、指導者が互いに影響を与え合い、指導そのものも講座の進捗と共に進化しているように感じられました。こういった意味で、二人の指導者がいることが、私に大変深い学びを与えてくれたと感じます。さらに、なんといっても、その両者ともに日本を代表するトップコーチです。つまり、講座の期間中は(あるいは講座が終わった今となっても)常にコーチングを受けているとも言えます。指導者が二人いて、しかも両者がトップコーチであるということは、CCCP講師養成講座を単なる知識・技術伝達の場とは全く別次元におしあげる主要因であると感じました。田島大輔上席講師と久野和禎上席講師には、言葉に出来ないくらいの感謝の気持ちを抱いています。

<講座受講を検討されている方へのメッセージ>
CCCP
講師養成講座は上記のような大変価値の高いものですが、ある意味で参加者を選ぶものでもあるとも感じました。この講座では、受講者は単なるコーチングの学習者ではなく、コーチングの実践者であることが強く期待されるからです。その覚悟を作ることができた人にとっては、これ以上無いくらいにおすすめの講座です。